けいです♪
昭和39年、
経営の神様と言われた“松下幸之助さん”率いる「松下電器」は、
過去最大のピンチをむかえていました・・・
主力製品は一通り普及してしまい、
物が売れなくなり、
売れないから市場競争が激化し、
業界全体が混乱、
販売会社(代理店)の経営悪化・・・
順調に収益を上げているのは、
170社のうち、わずか20数社・・・
この事態を重く受け止めた松下幸之助さんは、
170社の代表を熱海に集め、
緊急会議を開きます。
その会議で、販売店からの不満が噴出・・・
「なんとかしてくれ!」
「もっと良い製品は無いのか!?」
「他社製品を扱わずにきたのに、どうしてくれるんだ!」
それに対して松下さんも、
「あなたは文句を言われるが、
文句を言いたいのは、私のほうです。
私は血の小便が出るような思いを何度もしてきたが、
あなたは一度でも、そういう思いをされましたか」
販売会社(代理店)も松下さんも、一歩も引かず、
堂々巡りの言い合いが2日間にわたって続き、
会議は3日目の最終日へと持ち越されました・・・
この日、
松下さんは言いました。
「“松下電器が悪かった”
この一言に尽きます。
これからは心を入れ替えて出直しますので、
どうか協力して下さい」
と、涙声で祈るように訴えたそうです。
そして、
「共存共栄」と書かれた色紙を、
販売会社(代理店)の社長1人1人に差し上げたと・・・
この謙虚さと素直さ、
経営の神様といわれる所以ですね♪
因みにその後、
創業以来の驚異的な売上げを記録したんだそうです♪
「素直な心というものは、
誰に対しても、何事に対しても謙虚に耳を傾ける心である」
by 松下幸之助(松下電器産業創業者)
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