作家の中井俊已さんから教えていただいた話です。
中井さんは、敬虔なクリスチャンでもあり、教育コンサタントをしておられます。
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小学生の女の子○○ちゃんのお話です。
○○ちゃんは、お母さんから聞く「努力の壷(つぼ)」の話が大好きです。何かに挫けそうなとき、
「お母さん、また、あのお話をして」
とお願いします。すると、お母さんは、にっこり笑って尋ねます。
「おやおや、○○ちゃんは、いま、どんなことにチャレンジしているの?」
「いま、逆上がりをしているの。
でも、もう一ヶ月も練習しているのに、
なかなかできるようにならない」
「そう、そうなの…」
お母さんは、○○ちゃんの傍らに腰掛け、○○ちゃんをみつめて、ゆったりとお話を始めます。
「あのね、人間はね、何かの目標を自分で決めると、神様からプレゼントをもらうのよ。
とても素晴らしいプレゼント。それはね、目には見えない壷なの。大きいのや小さいのや、いろいろあるのよ。
そして、その人が目標に向かって少しずつ努力していくと、その壷に少しずつ努力がたまっていくの。だから、「努力の壷」。
ずっとずっと努力を続けていると、その壷に少しずつ努力がたまっていくの。そうして、いつしか壷がいっぱいになる。
そして、壷から努力があふれたとき、その人の夢や目標が突然にかなうのよ。○○ちゃんが今度もらった壷は、だいぶ大きいみたいね」
○○ちゃんは、この話を聞くと、また頑張ろうという気になるそうです。努力をいっぱい貯めようと思えるのだそうです。
素直だなー。素直なら、「やる気」というプレゼントも、もらえるんだな、きっと…。
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「努力の壷」は誰もがもっているはずです。他の人には見えません。その壷に、どれくらい貯まっているか。
ひょっとすると、自分自身にもわからないかもしれません。
でも、努力が貯まってくると、「自信が湧いてきます何をしても、上手くゆく気がしてくるのです。そのときが、壷の口まで
いっぱいになったときなのかもしれません。そう、目に見えないものに価値がある。
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