36歳で山口支店長に抜擢されて、半年目に石橋信夫オーナーが現場視察に来たんです。
一日挨拶回りに随行した後、風呂に誘われましてね。
気がつくと、湯船につかってるオーナーの背中に背を向けて、愚痴をありったけぶちまけていました。
走っても走っても誰もついてこない。
支店長がこんなに孤独なものとは思わなかった、と。
オーナーは黙って聞いていましたが、僕の愚痴が終わると、ひと言、こう言ったのです。
「樋口君な、長たる者は、決断が一番大事やで」
と。信念を持って進め。
オーナーは僕にそう諭してくださったのだと理解しました。
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