私たちは、どんな上司や管理者を目指しているでしょうか。
警視庁の副総監であった林則清さんは、警察官を対象にした研修の中で、なってほしくないのは「あいうえお上司」だと言っています。
「あ」は、「ああいいよ」と、よくわからないまま了解しておきながら、後になって「ああだ、こうだ」と文句を言う。「い」は、いま自分がいるときに実績をあげることばかり考えている。「う」は、上の顔色や評判ばかり気にしている。「え」は、えらそうにしたり、いい格好ばかりしているが、いざとなると逃げる。「お」は「おれがおれが」と手柄を独り占めし、苦労は部下に押し付ける。
こんな上司の下では、部下はやる気を失うばかりでしょう。
反対にいい上司は「かきくけこ上司」だといいます。「か」は、社会の動きや部下の仕事ぶりをよく「観察」する。「き」は、なにごとによらずきちんと「記録」しておく。「く」は、何事にも「工夫」する。「け」は「計画性」がある。「こ」は「行動力」があり、評論家みたいなことばかり言っていないで自ら進んでやる。
あいうえお上司でなく、かきくけこ上司を目指したいものです。
コメント