◇「二度とない人生だから」二度とない人生だから、一輪の花にも無限の愛をそそいでゆこう 一羽の鳥の声にも無心の耳をかたむけてゆこう
二度とない人生だから、一匹のこおろぎでも、ふみころさないようにこころしてゆこう どんなにかよろこぶことだろう
二度とない人生だから 一ぺんでも多く便りをしよう 返事はかならず書くことにしよう
二度とない人生だから まず一番身近な者たちにできるだけのことをしよう 貧しいけれど こころ豊かに接してゆこう
二度とない人生だから つゆくさのつゆにも めぐりあいのふしぎを思い 足をとどめてみつめてゆこう
◇「われに母あり」人生のいきゆく力 純情を 愛の翼で はげまして じっと諭して下さった じっと諭して下さった 母の姿に泣けてくる
◇「念ずれば花ひらく」念ずれば花開ひらく 苦しいとき母がいつも口にしていた このことばを わたしもいつのころからか となえるようになった
そうしてそのたび わたしの花がふしぎと ひとつひとつ ひらいていった
◇「タンポポを見よ」順調に行く者が 必ずしも幸せではないのだ 悲しむな 立ちあがるのだ タンポポを見よ 踏まれても平気で 花を咲かせているではないか
◇「ある人へ」光が射しているのに あなたはそれを浴びようとしない 呼んでおられるのに
あなたはそれを聞こうとしない 手をさしのべておられるのに あなたはそれを握ろうとしない お経にもそんな人のことを書いてあります どうか素直な心になって 二度とない人生を意義あるように生きて下さい
コメント