【1】衝撃的な話を聴きました。
「すい臓癌で3ヶ月から6ヶ月と余命宣告をされたあと」という会計事務所経営者の話を
聴きました。余命宣告をされて3ヶ月すぎている中での講演でした。60才前の方です。
それを聴いて感じたこと。
1.人間ドック、ＰＥＴは年2回やるべき（早期発見で助かる）
2.最後頼りになるのは家族。特に配偶者（妻をもっともっと大切にすることを思いました）
3.いつ事故があっても悔いのない人生をおくる
4.いつ事故があっても困らない家族への配慮
5.いつ事故があっても困らないＴＯＭＡグループの体制づくりを実行すべきと思いました
5.については特にＴＯＭＡの使命である「お客様と社員の幸せづくり」
「社員の幸せづくり優先がお客様の幸せづくりへの近道」が本当にできるリーダーを
作ることが急務と考えました。
ＴＯＭＡのコアコンピタンス[強み]は、明るく元気前向きな各人、各課のそれぞれの業務
の専門特化と各課間のコラボレーションによる総合的なサービスができているところにあ
ります。
それは当然に、新規のお客様を増やし続ける努力～新規の商品やノウハウをどんどん開発
し続ける～、社内では社員の幸せづくりのための仕組みがどんどん出てきているからです。
（ＴＯＭＡの経営理念です。）
そのような発想や実行力のあるリーダーが、次にどんどん出てこないとＴＯＭＡはどこに
でもある普通のコアコンピタンス（絶対的強み）のない会計事務所になりさがってしまい
ます。そうするとＴＯＭＡの素敵で有能なコンサルタントたちが離れていきます。
離れていったコンサルタントたちも、全力投球でき成長できる場を失って幸せづくりもで
きません。さらにＴＯＭＡはレベルダウンしていきます。又、ＴＯＭＡグループ全員も幸
せでなくなります。
やはり本当に社員の幸せづくりを推進できるリーダーの養成が急務なのです。ＴＯＭＡの
経営理念「明るく元気前向き」を引き継いでくれるリーダーをつくらなければなりません。
皆様方の会社はいかがですか？
今、社長に事故があったら、今まで以上に成長することが可能ですか？
ＴＯＭＡは5年内に分社し、各会社の社長を多くし、10年後私がいなくなっても、毎年少
なくとも5％～10％成長できるＴＯＭＡグループをつくりたいと思っています。
そのために「理念と経営」の勉強会でたくさんの成功事例や失敗事例を将来の社長候補と
一緒に学んでいます。又、最近、稲盛和夫さんの京セラ会計学も将来の社長候補と一緒に
学んでいます。経営者になるためには、自分の得意分野以外もどんどん学んで学んで実行
していくことだと思います。皆様の会社も後継者候補に学ばせないと会社はダメになりま
す。（理念と経営の勉強会、出席させて下さい）私もＴＯＭＡが順調になってきたのは、
本当に学びはじめてからだと思います。経営を学ばない幹部は会社にとっては不用です。
会社がダメになってしまうからです。社員も幸せにしません。
【2】西郷隆盛の遺訓。「功労と見識は別」
「国に功労がある人に禄を与えよ。功労あるからといって地位を与えてはならない。地位
を与えるには、おのずと地位を与えるにふさわしい見識がなければならない。功労がある
からと言って見識のないものに地位を与えるということは国家崩壊のもととなる。」
事業経営も同じで「あの人は会社に大きな功労がある。だから役員にしよう」
となりがちである。
しかし、その人がリーダーシップなく、社員に夢と希望を持たせられない、経営の学びを
しない、社員の幸せづくりができなければ地位を与えることには問題があります。あくま
で功労ある人には賞をもって報い、リーダーとしての経営を学び、社員を幸せにできる人
に地位を与えることが大事。
【3】「理念と経営」の勉強会より
（1）前にお話しした、イギリスの工場経営者が「私はあきらめたことがない」と息子に
一通の手紙を残して故郷に戻り二度と工場にくることはなかった。すごく感激し、涙し
ました。藤間もこんなカッコよい引退がしたいと思い、10年後の引退に向けて努力して
いますが、その後日譚です。後事を託した息子さんには障害がありました。困難を背負
いながらもよく奮闘され業績を伸ばされたそうです。
先代が亡くなり、父の葬儀で実家に戻った息子さんは２通目の手紙を目にします。一通
目は前述した「私はあきらめたことがない」）それは自室の机に彫り付けてありました。
そして遠くはなれた後継者に対して毎朝彫り付けた文字に手をあて念じていた父の姿を
母から聞きます。「息子よ！悩みをのりこえて歓喜にいたれ！」
社業を息子に譲って亡くなるまでの10年、重いものを心に抱いて故郷で過ごした創業者
の刻々の苦闘を感じさせます。子を千尋の谷に突き落とした獅子の故事を思いおこさせ
ます。今、三代目が育ちつつあるそうです。（これを読み、書くたびに涙しています。）
感激！泣き虫です。
（2）a.社長力―― 会社は社長の器以上にはならない。器を超えているところが破綻して
います。
☆社長力は肯定的に前向きに物事を解釈する能力で、これがないと新商品の開発や
販売チャネルや新しい市場の創造もできません。（これがない人を後継者にしては
なりません）
b.管理力―― 会社の現状や社長の心理状態を把握してその杖になってあげること。
社長代行業。
部下の気持ちを察する。幹部は社長と社員の調整役、部下の達成すべ
き目標を支援し、会社の達成すべき目標を率先して行動に移す力を持
つこと。
c.現場力―― 素直になる。間違っていたら素直におわびする。
しかし真に組織のためになることは自己主張もする。
叱られて自分を被害者、上司を加害者と思うと自らの成長は消えてし
まいます。
（3）（株）ミヤザキ （特注品の樹脂加工で高収益会社）
仕事がない、苦しくて眠れない日々。死ぬ気になって、もう一度原点に戻った。
社員があいさつができない、商品知識などが低いと認識した時に、一番重要なのは「社員
教育」と認識し、毎朝始業前30分の社内勉強会をはじめる。社内勉強会に反発して社員の
半分は退職。片腕的な人も退職。それでも信念として毎朝30分間の社内勉強会を15年続け
て、今業界のＮｏ.１に近づいている。
（過去何回も倒産危機があり、社内勉強会スタート後は危機なし）
（4）人間一人でできることは限界がある。
「1.三流の経営者は自らの力で仕事し、
2.二流の経営者は他人の力で仕事し、
3.一流の経営者は他人の能力で仕事をする」
藤間秋男も3.になってきていると思います。しかし、新商品開発、販売チャネル、新しい
市場づくりなどは、まだ任せられていません。ガンバります。
私が目標にしている言葉です。（以下）
「己より優れた部下を持ち、共に働ける技を知れる者ここに眠る」
鉄鋼王カーネギーの墓に彫られている文字。本当にこうなったら社員も幸せだと思います。
ＴＯＭＡも10年間で絶対につくりあげます。
【4】今年で5回目の沖縄ビジョンセミナー参加してきます。（4月22日～4月27日）
ＴＯＭＡは、藤間秋男は、このセミナーに出席して本当に変わったと思っています。
もっともっと社員の幸せ作るためのでっかいビジョンつくってきます。
（結果お客様の幸せづくりの近道になります。）この原稿は4/15（日）に書いています。
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