若者は「無力」だと言われています。
これは能力がないということではなく、社会的地位や影響力などを持っていないという事です。
作家の村上龍さんは、そうした無力な若者が成功しようと思ったら、長い時間かけて知識や技術を得なければならないといいます。
力をつけるために勉強やトレーニングが必要という事です。
若者には、そのために使える時間は十分にあります。
その時間を最大に活かすかどうかで若者の将来は決まってくるということでもあるわけですが、
村上さんは、現代の若者は暇つぶしのための趣味やテレビ観賞に没頭する時間があまりにも長いと忠告します。
趣味が悪いとか、テレビを見るのが間違ってるということではなく、
若者のおもな資源は時間だけなので、その大切な時間を趣味に熱中し、
多くの時間を費やすのは非合理的でリスクが大きいという事です。
仕事をしないで生きていく事は、莫大は親の財産がある人以外は不可能です。
仕事は金銭だけでなく充実感や達成感を与えてくれるので、仕事のための知識や技術の習得に時間をできるだけ割いたほうが合理的なのです。
私たちは、時間をどう使っているでしょうか。
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