ゆうです
(松下幸之助 「人生心得帖」 PHP研究所 より)
昔から十人十色といわれるように、
人にはそれぞれ、みな違った持ち味、特質をもって生まれついています。
性格にしても、素質や才能にしても、自分と同じと
いう人は地球上に1人もいないのです。
そして、そのように、異なった持ち味、特質が与えられているということは、
いいかえれば、
人はみな異なった仕事をし、異なった生き方をするように
運命づけられているいるのだとも考えられます。
私は、成功というもののもう1つの姿とは、
自らに与えられたこうした天分を完全に生かしきり、
使命を遂行することだと考えるのです。
それが人間としての正しい生き方であり、これこそが、
人間としての成功と呼べるのではないでしょうか。
したがって、成功の姿は、
人によってみな異なるものになってきます。
ある人にとっては大臣になってその任を果たすことが成功になり、
またある人には靴屋さんとして
周囲の人に役立ち喜ばれことが成功となります。
つまり、成功かどうかの基準が、
社会的な地位や名誉や財産ではなく、
自分に与えられた天分、使命にそうかそわないか、
これを充分に生かすか、生かさないか、
ということに置かれるということです
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自分の「天分」を見出すには、
「自分の天分を見出したいという
強い願いと、
素直な心を持つこと」
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