目標管理制度の運用では、しばしば“権限委譲(エンパワーメント)”が行なわれますが、その意味を認識して活用すると、より大きな効果が得られます。
“権限委譲”とは
“権限委譲(エンパワーメント)”とは、業務目標を達成するために、組織の構成員に自律的に行動する力を与えること、言い変えれば、「管理者と部下の間で、目標・方針の大綱を合意、決定したら、その方法や実施の権限を部下に委譲すること」を指し、管理者がリーダーシップを発揮するために必要な技術とされています。
“権限委譲”の効果
“権限委譲”で次の効果が得られます。
① 業務目標達成プロセスでの方法の選択、実施について、部下がいちいち ② 管理者は部下の自主性を尊重し、必要な場合にのみ支援することになるので、 |
管理者の留意点
“権限委譲”によって、予期した人材育成効果を上げるためには、委譲する管理者の立場で次の点に留意すべきです。
① 部下の現状の能力から見て、かなりの努力が必要な権限委譲とそれに ② 部下が、失敗を恐れず、委譲された権限をフルに行使するように求める。 ③ 委譲した以上は、問題が生じた場合、じれったく感じても部下自身が ④ 部下が自ら決めたことは、“石にかじりついても完遂すること”を求め、 |
コメント
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