アチーブメント株式会社主催の次世代リーダー育成セミナーに参加しました。
講師は青木社長と近藤所長。
根幹はウィリアム・グラッサー博士(1925~)が提唱する選択理論心理学。
内発的モチベート、動機付けによるマネジメント。
グラッサー博士についてですが、著書はAmazonで調べた結果14件あり、残念ながらウィキペディアでは出てきませんでした。
青木社長、近藤所長のご説明くださった内的(内側からの)モチベーションの発揮は納得。対極にある外的コントロールでは人は動かず、自分から「やりたい」と思ったことしか長続きしないというのは、誰しもが自分の人生を振り返り、首を縦に振ることでしょう。
マネジメントにもこれを応用。上司も部下や話し相手のやりたいことを聞く。相手の話を傾聴するようになる。
ロバート・J・リンガーの言うところの合理的に利己的に聞くようになる、というわけです。そして、部下を合理的に利己的にサポート。自分のことは棚に上げますが、上司がこのようになってくれると本当にいいですね(笑)。
目標のコミットメントも明確です。あくまでも目的のための目標。
グラッサー博士の選択理論によると、人間の願望は5つに分類されるそうです。
1.生存
2.所属(愛)
3.力(達成、承認、競争)
4.自由
5.楽しみ
この中に所属の欲求があるのは大変興味深いですね。
マキシマムザホルモンが言うように「誰の愛で抑制されたいか?」というのは、人間にとって大変重要な課題です。
これほど、根源的な内容になると、いくつか疑問点がないわけでもありません。(特に私は哲学が好きなのでそう思うのでしょうが・・・)
例えば、4.自由の欲求はちょっと疑問もあります。自由とは常に決定を要求される立ち位置です。常に決定を要求されるというのはストレス。何から抑制されたくないか?というよりも、先で上げた所属(愛)のように、逆に何によって抑制されたいか?という視点もありますから。
また欲求は願望から生まれるとのことですが、願望はどこから来るのか?といった問いは残ります。
私はグラッサー博士の著書を読ませていただいたわけではありませんし、5つの欲求が排他的な関係にはないと言われれば、その通り!と納得するところです。また、このようなことを考えだすのは、私のような変わり者だけでしょう。
さて、仕事にこれを応用するということになると良いところがたくさん出てきます。
・仕事に対する「意味づけ」、「意義づけ」、「見通しづけ」がされる
・強制感、恐れの排除(ねばならないの排除)
・リーダーシップ(肯定的影響力)の発揮
これを一連のマネジメント落とし込むと以下のようになるそうです。
関係作り(肯定的な影響を与える「言葉」「行動」「考え方」によるコミュニケーション) → 願望をたずねる → 現在の行動をたずねる → 自己評価を促す → 計画をたずねる → 決意を促す → 現状を報告しあう → 関係作りに戻る
おおー!うまくいきそう!
参加している方のなかで、すでにアチーブメント株式会社の研修を受講された方もいらっしゃり、お話を伺うこともできました。
私が
「どうでしたか?」
と伺ったところ、
「やる前と後では、全然違うね!」
が、そのお応えでした。
私ども藤間事務所も、8/3(月)にアチーブメント株式会社から大高セールストレーナーを講師としてお招きし、セミナーを実施いたします。
テーマは営業です。こちらからご覧下さい。皆様のご参加お待ちしております。
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