イノベーションの目標は、「われわれの事業はどうあるべきか」を具体化するための道しるべになります。
ノベーションの3分野
顧客のニーズに対処することがマーケテイングの使命でした。一方イノベーションとは、顧客の潜在的ニーズを顕在化させ、それに対して新たな製品やサービスを提供することにはがなりません。
イノベーションは発明とは限りません。イノベーションには、
①製品のイノベーション(製品やサービス面)
②社内のイノベーション(消費者の行動や価値観、市場の面)
③管理のイノベーション(製品やサービス提供に不可欠な各種技能と活動面)
という3つの側面があります。これを念頭に、次の2点に留意しながらイノベーション目標を設定すべきです。
イノベーションの目標を設定する
第1に、マーケテイング目標を達成する場合、いかなるイノベーションが不可欠になるのか、この点をまず明らかにします。設定したマーケテイング目標には、現状とのギャップがあるはずです。このギャップを埋めることがイノベーションにつながるからです。
第2に、技術の進展から起こる、新しい事態を予測します。そして、近い将来と遠い将来双方について検討し、現状とのギャップからイノベーションの開発に連動させます。さらに、市場と顧客のニーズの変化についても常に注目しておくことも重要です。
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