企業が提供する製品やサービスは、顧客がどういったニーズを満足させているかによって定義されます。したがって、事業を定義するには、顧客の側、言い換えると市場の側から、製品やサービスを捉えることが不可欠になります。つまり、「われわれの事業は何か」を問おうとすると、企業自身が自分勝手に定義するのではなく、顧客自身に聞かなければならないことになるわけです。
顧客は誰か、どこにいるのか
そのためには次の4点を明らかにすべしといわれています。
① 顧客は誰なのか
② 顧客はどこにいるのか
③ 顧客は何を買うのか
④ 顧客にとっての価値は何か
顧客に問うには、自社にとっての顧客が一体誰なのかを、まず明らかにしなければなりません。そのためには、その顧客がどこにいるのかも突き止める必要があります。また、その顧客が何を買い、どういう価値を見出しているのかも明らかにする必要があります。
どんな事業であっても、この4つの問いに答えることが欠かせません。こうして、自社の事業を明確に定義できるようになるのです。
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