マネジメント論を理解するには、まず「組織」とは何か、について知る必要があります。なぜなら「組織に成果を上げさせる」ものがマネジメントにほかならないからです。
マネジメントとは「組織をして成果を上げさせるための道具、機能、機関」のことです。この定義をさらに検討しようとすると、「組織」について、さらに探求する必要ができてきます。
ドラッカーは、あらゆる組織が社会の機関であると、『現代の経営』や『マネジメント』など、さまざまな著書で繰り返し指摘します。
組織が社会の機関である以上、組織は自らが特定した分野で、社会やコミュニティ、または個人の特定のニーズを満たすために存在することになります。そして、それぞれの組織は、それぞれ特有の目的を果たすために、社会のなかでさまざまな活動を繰り広げます。
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