企業の盛衰は、その99%が経営者によって左右されると言われるほど、経営者のあり方は企業にとって最も重要なことです。
では企業経営のカギを握る経営者業の本質とは何でしょう。私は次のように考えています。
1、企業を長期間にわたって存続するために・・・企業維持
2、環境に適応できるような・・・・・・・・・・環境適応
3、意思決定をすること・・・・・・・・・・・・意思決定
いかなる経営目的であろうと、それを達成するためには、少なくとも企業が存続していることが前提です。つまり、経営者のシゴトの最も大切な一面は、企業を継続することだということです。
企業維持とは、具体的にどのようなことをいうのかは難しいところですが、次の三つの要素に分けて考えています。
1、企業を構成する人
2、収益力
3、資金力
「企業を構成する人」とは、経営者及び社員です。とくに後継者の確保は、長期的な観点から見た場合には、企業維持にとって欠くことのできないことです。
「収益力」とは、提供する商品のことであり、生産設備、販売施設等の力もこの要素に含まれます。
「資金力」とは、文字通りの資金力です。
企業を維持していくためには、これら三要素のうちどれが欠けてもうまくいきません。バランスを保ちながら、どの要素も拡大的に維持を図ることが必要です。
この三つの要素を、それぞれ『人間力』『商品力』『資金力』と名付け、三大経営資本として定義づけて考えていきましょう。
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