M&Aとは、合併(Merger)・買収(Acquisition)の略であり、ある会社が他の会社を吸収して自社の傘下に置くこと指します。
新聞などでは毎日のようにM&Aに関連する報道を目にしますが、日本の会社が関連したM&Aの件数は、2006年で2,775件にも及ぶようです(㈱レコフのHPより)。
では、M&Aの狙いは何でしょうか?
① 新規事業分野への進出を目的とするもの
自社で所有していない経営資源を手に入れて、新しい事業分野への進出を図るものです。 自社で新たな事業をゼロから立ち上げる場合にはリスクが伴いますが、M&Aにより既存の会社を買収すればリスクもコストも低減できます。
経営の多角化を計る場合にもM&Aは有効的です。
② 規模の拡大を目的とするもの
同業の会社を買収することにより、規模やシェアの拡大を図ることができます。
③ 転売による利益獲得を目的とするもの
買収した会社を転売して、売却益を得ることを目的とするものです。
④ 事業承継を目的とするもの
中小企業のM&Aでは、後継者不足により会社を売却するケースがほとんどです。
会社の後継者が不在の場合、M&Aを活用することにより、事業の存続・従業員の雇用維持などが図れます。
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