決算とはわかりやすくいうと会社の誕生日や大晦日のことです。誕生日や大晦日、元旦はよく新年の抱負や今後の夢など考えるにはよい機会です。
会社の夢や抱負は、社長が一人で悩むのではなく、後継者や経営幹部、社員と一緒に考えることをお勧めします。
計画をつくる際に、考えるべきことは2つあって現状をよく考えて分析し、自社がどんな武器をもっていて、自社が勝てる市場(マーケット)はどこにあるのかを創業時のことを思い出して考えるべきです。社員一人一人と面談して、自社は外部からみるとどんな姿に移っているのかをきいてみるのもひとつの手段です。
もう一つは、自社が今後どの方向に進んでいくかです。現在3年間の計画を立てるケースが多く見られます。3年は、計画を策定しやすいこともありますが経営幹部や社員が想像しやすいこともあります。しかし、経営者は、もっと先のことを考えることが必要です。先のことを計画をたて動くことは、あらゆることで良い結果を生みます。成功要因に対して先手をうつこともできますし、失敗事例に対しては、早めに対処することができます。また、社員が抱く不安要素を解消することもできます。会社と同じように社員も今後この会社にいて自分はどんな人生設計をしていくのか日々考えているものです。
また、公開していない中小企業にも現在公開している企業と同様のことをやっていくといった動きも現場では見られます。株を社員にもってもらい経営に参画してもらうことも多く見られます(持ち株会など)。公開企業と同様に株主総会を開催したり、会社の財務内容を公開したりと劇的に変化が見られます。このようなこともすぐにできるのではなく計画的に進めないと誤った結果を生むこともあります。
ぜひ、決算の時期がきたら経営計画を策定してみませんか?中小企業の課題である事業承継に関しても後継者にいつ引き継ぐのかを明確にすることもでき、社長教育も計画的に進めることができますので。
日本財務コンサルタンツでは、6月に経営計画のセミナーを開催しますので、是非、一度ご参加ください。
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