先日ある会社の経営計画発表会がありました。
2年目にあたる経営経営発表会。2年目にあたる成果がある経営計画発表会でした。
経営計画の取り仕切りを行う部署、それぞれの部署のまとめ役の方々。その日を迎えるにあたり会社を見直す幹部。いろいろである。
経営計画は先のことを計画するためたけにつくるのではなく、過去を見直す、会社の現在の立ち居地を知るためにおこなうメリットもあります。
ぜひ、これを機会に経営計画を策定してみてください。
全力でコンサル課がご支援いたします。
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1. 経営目的を明確にする
この会社の目的は何か、経営者自身何のために経営しているのかを明確にしておかなければいけません。順調に業績を伸ばしている会社や、新たに経営理念を策定した会社には、次のような特徴があります。
¨ 社会に対して何ができるのかを明確にし、積極的に貢献していきたいと考えている経営姿勢
¨ 従業員や人間の幸福を実現しようとする経営姿勢
¨ 地球環境に優しい経営
¨ 革新や進歩を目指した経営姿勢
2. 経営方法を明確にする
経営理念の実現を目指して、経営者は実際に経営していくわけであるが、その方法にはさまざまなアプローチ方法があります。その中で自社に適した方法を明確にすることが重要です。
3. 経営の革新の方向を明確にする
経営方針や経営目標、経営戦略は、経営環境によって変化していくが、経営理念は不変なものとして受け継がれていきます。しかし、経営機能の本質的課題は「革新」です。とくに、現代の激変する環境変化に対応し、会社の維持・存続、発展を図るためには、理念を作り変えなければならないケースも大いにあり得ます。そのようなときには、思い切った変革の内容を盛り込んだ理念をつくらなければいけません。
4. 社員と経営者が一体感を得られるもの
経営理念は、組織の共通の価値を明らかにし、組織と従業員の一体感を高める効果があります。価値の共有による一体感は、規則や賞罰以上に従業員のモチベーションを高めるものですから社員と共感できるか考える必要があります。
5. やる気を生み出す発火点になっている
経営理念は、会社の社会的役割や責任、会社の目的、共通の価値基準を明確にします。このため従業員は「なぜこの仕事をしているのか」「なぜこの仕事が重要なのか」「この仕事は会社のどの部分に位置付けられるのか」など、自己に与えられている仕事の意味を理解することができます。これにより、社会に対する貢献意欲や自己実現の欲求が、さらに明確になり、やる気を生み出す発火点になるのです。
会社の方向性とは規模が大きくなれば大きくなるほど示せなくなるものである
→(やじるし)のさきがどんどん大きくなり散乱していくものでハンドリングがきかなくなる
目的はなんなのか、この会社はどこにいけばよいのか、役割はなんなのか、この責任はだれにあるのかとさまざまな意見や話がでてくる
すべての企業がさまよっているのかと考えるとそうでもない
大企業はちゃんとそこを考えている
松下やトヨタなど大きくなるにつれてさまざまなことを考え対処している
それぞれに役割をもうけ、方向性をしめし、基準を打ち出している
大企業で成功した事例をそのまま中小企業で使えるわけでもない
ちゃんと噛み砕き、使える大きさにして消化していく
まさに人間がたべるたべものである
赤ちゃんはミルクから流動食、そしてごはんやくだものたべる、大人になるにつれていろいろなものをたべていく
だから育って成長していくのである
企業も同じであり、いろいろなものをたべて成長していく
動く世界が広がればさまざまなものをたべるし、食べ方を間違えると体を壊す
何をたべ、どうなりたいのかを考えることが必要である
その基準が経営理念であり、経営計画である
ぜひ、活用していきましょう
ご質問やご相談は財務コンサル部コンサル課まで
経営(企業)理念とは、経営者が企業の運営にあたって、経営の目的を明確化し、その目的を実現するために、その組織が共有すべき価値観(モノの考え方)を明文化(文章化)したものです。
別の考え方でいうと・・・
¨ 経営層が持つ経営哲学や世界観等をまとめたもの
¨ 企業経営や組織の基本像(原点)を示すもの
¨ 企業の経営全体を包括する考え方と思想を意味するもの
¨ 企業内の人間と諸活動全体の精神的な支柱となるべきもの
経営(企業)理念を明確にすることにより、後に続く経営方針・ビジョンや経営計画、従業員の行動指針や行動基準の方向付けがなされます。これは、「自社は何のために経営するのか」を社内外に表すものであり企業として社会的責任を遂行するための基礎となるものです。したがって、経営(企業)理念は経営者自身の価値観や経営思想に基づき、さらに社会から受け入れられ、社員の行動基準とならなければいけません。そして経営者はこの経営(企業)理念を守り、経営を正しい方向に導く努力をしなければいけません。経営(企業)理念を明らかにし、「何のために経営するのか」を明文化することが必要です。そして、これを事業と結びつけて、事業の運営方針まで定めます。これが「経営方針」であり、経営理念をもとに「自社がどのように事業を運営していくか」を示したものです。
経営(企業)理念は、綱領や社是・社訓・ミッションといった形で表すこともあるが、いずれも次のような、経営者の経営に対する思い入れや経営姿勢を表したものといえます。
¨ 経営者が会社・社員をどう育てようとしているか
¨ 経営者自身を含めて全従業員がどのような心構えで仕事に従事するのか
¨ お客様に対してどのように接していくか
¨ 社会に対してどう還元していくか
経営(企業)理念を言葉で表現すると、「創造性のある製品を提供して社会に貢献する」とか「お客様は神様」というような企業の存在意義や経営活動の指針を示したものになります。経営(企業)理念は創業者により策定されることが多いのですが,経済環境の変化や事業環境が変化した場合においては改訂していくことも必要です。
経営者と経営幹部と社員を一枚岩にすることは難しい。
企業にはいって問題点について議論するとだいたいそこにいきつくことが多い。
この問題を解決する方法のひとつとして経営理念がある。
経営理念をどう理解させ、どう浸透させ、どう活用していくかが良い活用の仕方である。
いかによい理念でも、社員が理解しなくては意味がないですし、浸透していなければ絵に描いたもちになるし、ホームページや会社案内にのせなければ活用されません。
理解をしてもらうためには経営者自身の実行力、言葉で発信することや経営者自身のその行動で理解させることが必要となります。背中で語ることも必要かもしれません。あとは伝える対象の人達にわかる言語で伝えることも必要でしょう。
同じ会社の人間ですがこのように違った人間の集まりです。したがって伝えていると思っていても実は伝えきれていないかもしれませんのでその手法や手段をよく考えてみてください。
なにかご質問がある場合はコンサル課までお問い合わせください。
増収増益を続けている企業、
すなわち「勝ち組み企業」に共通している事は、
理念経営が浸透しているという点です。
ここでは、理念経営の必要性を認識していただき、
自社で活かしていただく事を目的としております。
①一般的な企業理念の体系図 |
経営理念 ↓ ビジョン ↓ 使命(事業戦略) ↓ 行動指針 ↓ 具体的戦略 |
経営理念は会社の憲法であり、従業員の求心力となるものです。
この経営理念が人と人をつなぎ、組織体として大きなベクトルを作り出す源
といってもよいのです。
経営理念が浸透しないと
1)判断や意思決定が遅れる、できない
2)職場の士気が低下する
3)生産性が低くなる
4)クレームや事故が多く発生する
5)ビジネスチャンスを失い、業績が悪くなる
経営理念が浸透すると
1)新商品が次々に生まれる
2) 時代に応じた「経営革新」が できる。
3)企業成長のための戦略が明 確になる。 4)自社のコアコンピタンスが 理解される。
5)会社のベクトルが合い、 社員が動機付けされる。
6)ビジネスチャンスがどんどん 生まれる
7)経営者の使命・役割が明確に なる。
8)業績が上がる
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