平成24年8月1日から雇用保険の基本手当日額が変更になりました。
平成23年度の平均給与額が平成22年と比べて0.2%低下したことにより、自動変更対象額が低下しました。
自動変更対象額とは給付金額の上限額や下限額、控除額のことを言い、上がったり下がったりすることにより、
基本手当日額も変わってきます。
今年は自動変更対象額が低下となりましたので、失業給付を受ける際の基本手当日額の上限額、下限額も
低下しました。つまり同じ条件で給付を受けようとしても8月1日前受ける給付金額と8月1日以後に受ける給付
金額では8月1日以後に受ける金額のほうがが少しだけ減ってしまうということになります。
失業給付だけでなく、雇用継続給付にも影響があり、高年齢・育児・介護の継続給付の支給限度額及び最低
限度額が低下しています。高年齢雇用継続給付を受けている方で満額の給付金が受給できるよう調整して
ギリギリの給与額を設定している場合など、注意が必要ですね。
昨年は、平均給与額が上昇したことにより、自動変更対象額も上昇。よって基本手当日額や支給限度額も
上昇していました。今年は下がってしまいましたが、日々の生活の中では景気の良し悪しなどを実感する
機会はあまりなく、昨年は良くて今年は悪いというのもピンと来ない気がします。
マイ メロディ ♪
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