東京スカイツリーが本日開業ですね。今日はあいにくの天気なので下界の景色もいまいちでしょうが、入場された方はその高さに圧倒されていることと思います。私たちの仕事は形に残らないものが多いので、建設業など後世に成果を残すことができるお仕事の方を少しばかりうらやましく思います。
さて、まもなく労働保険の申告が始まりますが、建設業の労働保険申告は一般の販売業などの事業とは少し違います。販売業など一般の事業の方はひとつの労働保険番号の中で労災保険と雇用保険の労働保険申告を行います。これを一元適用事業といいます。これに対し建設業は二元適用事業と呼ばれ、労災保険と雇用保険に対しそれぞれ労働保険番号が付与され、それぞれ別々に申告をします。また労災保険についても事務所で事務処理等の業務を行う人たちのための労働保険番号と建設現場で元請工事の建設作業に従事する人たちのための労働保険番号がありそれぞれ申告をします。さらに元請工事の中でも請負金額が1億9千万以上の元請工事はその工事ごとに労働保険の申告を行いますが(単独有期事業と呼びます)、請負金額が1億9千万未満で一定の地域の工事については年度ごとにとりまとめて申告を行います(一括有期事業と呼びます)。複雑ですね…。
スカイツリー開業まで、いったい何社くらいの建設業者さんが関わったのかなぁと思うと同時にスカイツリー建設に関する単独有期事業の申告書を是非見てみたいなぁと思います。
セカンドすやま
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