労働条件の不利益変更
昨日3月14日、弊社セミナールームで、「労働条件不利益変更セミナー」を行いました。
初めてのテーマのセミナーでしたが、大変な反響で50人満席でした。景気低迷にで、会社の人件費圧縮のニーズが高まっていることは間違いないことを実感しました。
セミナーのポイントとして、「労働条件の不利益変更=就業規則の不利益変更」には、必ずその「合理性」が問われますが、次の7つの合理性判断基準を忘れずに考えることが重要です。
(1)就業規則の不利益変更によって従業員の被る不利益の程度
(2)企業側の変更の必要性の内容・程度
(3)変更後の就業規則の内容自体の相当性
(4)代償措置その他の関連する他の労働条件の改善状況
(5)多数労働組合又は多数従業員との交渉経緯
(6)他の労働組合又は他の従業員の対応
(7)不利益変更内容に関する同業他社の状況
手順次第で、問題なく条件変更できた場面でも無効になってしまうことがありますので、必ず覚えて置きましょう。
名ばかり副理事長
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