厚生労働省は、昨日、労働時間が週20~30時間の短時間パートなどへ、
健康保険及び厚生年金の適用拡大をする方針を固め、関係団体や民主党など
と調整し、今国会に関連法案を提出するとのことです。
今回の適用拡大で、当分の間は、年間収入80万円以上で、社員300人超
の企業へ適用をし、段階的に社員100人超の企業へ適用拡大、最終的には
年収や企業規模の要件を外す予定をしているそうです。
これは、中小企業にとって遠い未来の話ではありません。適用拡大によって
会社の負担が増加するばかりではなく、扶養の範囲内で勤務することを望ん
でいる優秀なパート社員を失いかねないからです。
単に適用拡大だから、と考えるのではなく、パート社員の働き方や、企業に
おける労働力としてのパート社員の位置づけを見直さなければならないでし
ょう。
少なくとも、今すぐの適用拡大はありません。企業の中長期計画の中で、この
問題を少しずつでも検討しておくことが良いのではないでしょうか。
法案の行方が気になるところです。
ゴルフも家庭も新米社労士
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