日本マクドナルド社が、同社直営店の店長約2千人に、8月から
残業代を支払うと発表しました。
今年1月に東京地裁が、同社の店長は、労働基準法で定める
「管理監督者」に当たらないとして、残業代の支払いを命じた判決
は、「名ばかり管理職」問題として、大きな話題となりました。
これまで同社は店長に対し、基本給、成果給に加えて、店長手当
などの職務手当を支給していましたが、今後は職務手当を廃止して、
代わりに時間外労務手当を支給することになります。
同社によると、支給する給与総額は変わらないということですが、
今回の決定は、競争激化に伴い、慢性的な人手不足やサービス残業
に頭を悩ませている外食・小売産業を中心に、大きな影響を与える
のではないかと思われます。
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