1.調査の概要
社会医療診療行為の内容、傷病の状況、調剤行為の内容及び薬剤の使用状況等から、他院の動向を分析することができます。
2.医科の入院外(全体)
医科の入院外における1件当たり点数は1,326.3点で、前年に比べ11.4点、0.9%増加しています。
1日当たりの点数は、801.4点で、前年に比べ16.0点、2.0%増加しています。
診療行為別に見ると、「投薬」147.0点(構成割合18.3%)が最も高く、次いで「検査」141.8点(同17.7%)、「初・再診」125.0点(同15.6%)の順となっています。
1件当たりの日数は1.65日で、前年に比べ0.02日減少しています。
入院外全体では、前年並みを維持しているという状況です。
3.一般医療と後期医療
医科の入院外における1件当たり点数は、一般医療1,192.2点で、後期医療1,730.6点となっています。
1日当たりの点数は、一般医療772.0点で、後期医療870.3点で年齢別に見ると、「65~74歳」897.1点が最も高く、「0~14歳」523.1点が最も低くなっています。
診療行為別の構成割合をみると、後期医療は、一般医療と比べ「在宅医療」等の割合が高く、「初・再診」等の割合が低くなっています。
1件当たりの日数は、一般医療1.54日で、後期医療が1.99日となっています。
年齢に応じて診療内容が大きく異なる傾向が出ています。
4.病院と診療所
医科の入院外における1件当たり点数は、病院2,049.3点で、診療所1,058.6点となっています。
1日当たりの点数は、病院1,275.3点で、診療所632.8点で、診療行為別の構成割合を見ると、診療所は、病院と比べ「初・再診」「医学管理」等の割合が高く、「画像診断」「注射」等の割合は低くなっています。
1件当たりの日数は病院1.61日で、診療所1.67日となっています。
診療所は診療科目により傾向が大きく異なりますので、あくまでも診療所全体での傾向であると捉える必要があります。
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