先日、厚生労働省より「第19回医療経済実態調査」が公表されました。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/database/zenpan/iryoukikan.html
これには、2011年度と2012年度における経営状況の概要がまとめられています。
今回はそのうち、病院以外のものにつき概略をお知らせいたします。
○一般診療所
全般的に、利益率は改善の方向に向かいました。
(2011)(2012)
全体 : 13.1%→13.7%
個人 : 28.3%→29.4%
医療法人: 5.7%→ 6.0%
○歯科診療所
利益率は前年とほぼ同様となりました。
(2011)(2012)
全体 : 20.2%→20.3%
個人 : 25.8%→25.9%
医療法人: 6.8%→ 6.7%
○保険薬局
利益率は、前年と比べて悪化しております。
(2011)(2012)
全体 : 6.5%→ 5.5%
個人 : 10.6%→ 9.9%
法人 : 6.3%→ 5.3%
なお保険薬局については、今回から店舗数別の区分が加わりました。
以下の通り、店舗数が多くなるほど経営状況が良くなる傾向があり、
調剤薬局業界でM&Aが活発であることを裏付けております。
(利益率)
1店舗 :1.8%
2~5店舗 :3.5%
6~19店舗 :7.0%
20店舗以上:8.4%
この調査報告には、診療科目などの区分ごとのデータも公表されており、
参考になる部分も多いかと思います。
2014年は診療報酬改定がありますが、
様々な変化に耐えられる、しっかりとした経営基盤を作っていきましょう!
医療特化部門はこちら → http://www.toma.co.jp/services/hospital/
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