レセプトオンライン請求に向けて、貴医院の準備は進んでおられますでしょうか?今回は、このレセプトオンラインシステムについて考えてみたいと思います。
今までのレセコンシステムは、院内にあるのが一般的です。そしてレセプトオンライン請求は、それぞれの院内にあるシステムと医療費審査支払機関のシステムを接合してネットワーク上で保険請求を行なうことになります。紙ベースで保険請求を行なうことを考えれば、画期的なシステムといえます。しかしこの場合、院内にレセプトオンライン請求をするためのサーバーの設置などの導入費用や維持管理費などの費用がかかります。
もし貴医院にインターネットが出来る環境が整っているのであれば、クラウドコンピューティング(インターネットを経由して、ソフトウエア、ハードウエア、データベース、サーバーなどの各種コンピューター資源を利用するサービスをいいます)を利用するのはいかがでしょう。レセプトオンライン請求を代行する会社のサーバーにアクセスし、請求に関するデータを直接そこに保存しておくことが出来ます。
≪メリット≫
①維持管理費の削減
保険改正によるプログラムの修正は、その代行会社のサーバーで行なうことになるためレセプトオンライン請求にかかる維持管理費を削減することが出来ます。
②受付がすっきり
ウェブ上でレセプトオンライン請求等のサービスを受けるため、院内にレセプトオンライン請求のためのサーバーを置く必要が無くなります。
≪デメリット≫
①ウィルスに感染したら?
インターネットに接続するため、ウィルス対策や個人情報保護などのセキュリティー対策を気にされる院長もいらっしゃるでしょう。ウィルス対策については、ウィルスセキュリティソフトを導入することで防ぐことが出来ます。
②個人情報は大丈夫?
個人情報保護についても、パスワードの管理の徹底や信頼できる業者を選ぶことで、受付のカルテ棚に個人情報の詰まったカルテを保管するよりもかえって安全といえるのではないでしょうか。
まだまだ新しい考え方ではありますが、コスト削減の観点から一度ご検討されてはいかがでしょうか。一緒に考えて行きましょう。
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