桜もすっかり咲きましたね。今週は暖かいのでお花見をされる会社もあるかと思います。
私は毎週通っているスーパーのスタンプ券でお花見の際のお菓子を引き換えました。消費税の取扱いはどうなると思いますか？
そこで今回の間違えやすい消費税シリーズ第27回目は、自ら発行したスタンプ券で商品を引き渡した場合についてお伝えします。
Ｑ．自店はスタンプ券を作成し、そのスタンプ券を自店での買上額300円ごとに1枚お客様に無償で交付しています。また、そのスタンプ券を100枚集めれば300円の商品と交換出来ます。この取引は、課税の対象外と考えてよいでしょうか？
Ａ． 事業者がスタンプ券等を自ら作成し、当該スタンプ券等を商品の譲渡又は役務の提供の際に、その対価の額に応じて、消費者等に無償で交付する行為及び当該スタンプ券等を所定の枚数取りまとめて呈示した場合に自ら一定の商品を引き渡し、又は役務の提供を行う行為は、いずれも無償の取引であり、資産の譲渡等に該当しないこととなります。
したがって、質問の場合のスタンプ券の無償での交付及び呈示されたスタンプ券での一定の商品の無償での引き渡しは、いずれも課税の対象となりません。
なお、スタンプ券の呈示を受けたときにその枚数に応じ商品等を一定額まで値引販売した場合には、収受する金銭の額（値引後の額）がその商品等の譲渡の対価の額となり、その対価の額のみが課税の対象となります。
りんりん
