生産性をあげるということは、生産性が悪い部門を見つけて、その部門の生産性をあげるための対策を行うことです。
それにはまず、各部門の生産性を分析することが必要となります。
そのために用いる手法として下記の2点があります。
・同じような製品を扱う同業他社の数字と比較
・自社の前期の数字と比較
開発部門の生産性【商品企画 → 設計 → 試作 → 購入先選定】
・・・ 開発部門とは開発を始めてから開発を完了して、製造が始まるまでの部門を言います。
ここの生産性は、上記の過程の効率化(時間短縮)をいかに計ることができるかです。
企画・設計等業務の可視化を行い、価値作業か?ムダ作業か?を区別。
製造部門の生産性【調達 → 製造 → 納品】
・・・ 製造部門とは、開発行程を経て、実際に材料等を調達し、製造する部門を言います。
ここの生産性は、生産数、稼働率や不良率を計算することで計ることができます。
生産数 = 同じ工場内の生産数の変化、同業の工場間での生産数の比較
稼働率 = 実際の稼働時間 ÷ その設備の稼動可能時間
不良率 = 製造された製品のうち、何パーセントが不良品か?
販売部門の生産性
・・・ 販売部門とは、製造工程により作成された商品を消費者に販売する部門を言います。
ここの生産性は、一人当たりの販売高やすでに取引を始めている会社に対してのコストダウン率を計算する
ことで計ることができます。
一人当たりの販売高 = 販売高 ÷ 人数(人・月・売り場面積)
コストダウン率 = コストダウン額 ÷ 昨年の購入額
上記のことを踏まえて、御社の各部門を見直してみてください。