~決算隊ブログ⑪~
早いもので2008年最後の決算隊ブログとなりました。今回は、固定資産を割賦購入した場合の仕訳をご紹介します。
【事例】
期首に車両1,050,000円(消費税50,000円込)を、割賦手数料300,000円と合わせて60か月の分割払い(月22,500円)の契約で購入した。
【仕訳】≪購入時≫
(借) 車両 1,000,000 (貸)未払金 1,350,000
仮払消費税 50,000
長期前払費用 300,000
≪割賦金支払時≫
(借)未払金 22,500 (貸)現預金 22,500
≪決算時≫
(借)支払利息 60,000 (貸)長期前払費用 60,000
【解説】
企業会計上、固定資産の取得価額には支払利息は含めないこととなっているため、割賦販売の場合でも購入代価と利息(割賦手数料)が区別されている場合はそれを区別して処理します。
長期前払費用として計上されたものは、決算時に当期対応分を支払利息に振替処理をします。(上記例の場合300,000円÷5年=60,000円)
また割賦購入の場合でも通常の課税仕入れと同様に、購入時に消費税が全額課税されます。(利息部分は消費税非課税です。)