~決算隊ブログ⑤~
決算隊ブログ第5回では、固定資産を購入した場合の仕訳をご紹介します。
【事例】
車両を購入した。購入契約書は次に示すとおり。
・本体価格 3,150,000円(内消費税150,000円)
・自動車取得税 300,000円
・仲介手数料他諸費用 210,000円(内消費税10,000円)
【仕訳】①税抜経理の場合
(借) 車両 3,200,000 (貸)現金預金 3,660,000
仮払消費税 160,000
租税公課 300,000
②税込経理の場合
(借) 車両 3,360,000 (貸)現金預金 3,660,000
租税公課 300,000
【解説】
有形固定資産を購入した場合、購入代価に付随費用を加えて取得価額とします。付随費用には登録免許税・不動産取得税・仲介手数料・運送費・据付費等がありますが、税法上は登録免許税や不動産取得税(消費税対象外)は含めずに購入時の費用とすることができます。
上記仕訳例では、本体価格と諸費用の合計金額のみを取得価額にしています。
また取得価額に算入すべき付随費用のうち運送保険料・関税・重量税・自動車税等は消費税対象外となりますので、取得価額決定の際は契約書等で支払額の内訳を細かく確認する必要があります。