すっかり春らしい陽気で、お花見が待ち遠しい季節になりました。
いかがお過ごしでしょうか?
3月といえば決算の会社も多いと思います。
決算で利益が出るようであれば、決算賞与を考えてはいかがでしょう?
原則として、使用人に対する賞与は全額損金となります。さらに、使用人兼務役員に対する賞与のうち、使用人分としての賞与の適正額については損金とすることができます。
定期の賞与を増額すれば、次期以降の金額を期待されることもありますが、決算賞与であれば「業績次第」ということで、毎年の負担にはなりません。さらに、決算の結果を予想しながら金額を決定することにより、利益や節税額が自在に設定できます。
ただし、未払賞与の損金算入については、次のことが条件となりますのでお気をつけ下さい。
① 期末までに支給額を各人別に、かつ、すべての使用人に通知していること。
② ①の通知をした金額を通知したすべての使用人に対し、その通知日の属する事業年度の末日の翌日から1ヶ月以内に支払っていること。
③ 通知日の属する事業年度で損金経理すること。
決算賞与を支給すれば、社員の士気も高まります。また、全額損金になることから、節
税効果もかなり高いといえます。
ぜひ、検討してみてください。
しのこ