会計参与について
今度新たに、会計参与という制度ができました。
どんな制度かというと、株式会社の内部の機関の一つで、取締役とともに会社の計算書類を作成する任務を負います。
会計参与は、会計の職業的専門家である公認会計士・監査法人・税理士・税理士法人のいずれかに限られます。
また、これは任意の制度、すなわち、選任してもいいし、選任しなくてもいい制度です。
費用のことを考えると設置しなくてもいいのではと考えがちですが、それは違います。
たとえば、経営者以外の株主がかなりいる、銀行借入をしていて毎期銀行に決算説明をしに行く、経理担当のスタッフが今ひとつ弱い、すでに税務顧問の公認会計士や税理士がいるので、頼みやすい、といった会社には、ぜひお勧めの制度です。
会計参与の仕事は以下のとおりです。
・計算書類の作成
・計算書類の5年間の保管
・株主及び債権者への閲覧の対応
会計参与制度の狙い
・中小企業の計算書類の信頼性を高めよう、正確性を高めよう。
・粉飾決算が一掃される。
会計参与の選び方
・会計基準についてきちんとした知識と経験をもっているか
・商法(会社法)全般を良く理解しているか
・税金のプロか
・会社のことを思ってくれる人か