<預金口座の数だけムダがある>
ムダが発生しているほとんどの仕事は、複雑になっていることが原因です。 会社の預金口座も、知らないうちに増えてしまいました。預金口座の数が多いほど、仕事が増えます。
たとえば、毎月25日にA銀行から給料を振り込むときに、支払口座の残高が不足していたら、B銀行の預金口座から持ってきます。月末にリース料が引き落としになるB銀行の残高が足りなければ、今度はC銀行から資金を移動させます。 毎日、預金残高がショートしないように、預金通帳ごとに資金繰りをやっているのです。
この預金口座を管理する仕事の量は、口座数に比例します。 たくさんある預金口座の残高を毎日チェックして、資金移動を繰り返しても、何も付加価値は生まれません。おカネの管理は、預金口座を減らすことからはじめましょう。 (BY GOTOKU-Style)
※ 藤間事務所は、代表・税理士児玉尚彦氏が主催する「経理合理化プロジェクト」のプロジェクト推進事務所です。本文は税理士児玉尚彦氏の著書『キャッシュレス、伝票レス、社員レス!ココまでできる経理の合理化』、『「儲かる経理」に30日で変わる究極の方法』から引用しています。