<支払関係の書類は1つにファイルする>
書類は分類せずに、時間順に並べたほうが効率的なのはご理解頂けたと思います。 今までの領収書綴りと業種別など分類された請求書ファイル、電話代、電気・ガス・水道代などの公共料金の明細ファイル、税金や社会保険料などの納付書綴りなどを、それぞれ別々にファイルしていました。 これらのファイルをあとで見たことが何回あったでしょう? 過年度のものに至っては、それこそ税務調査があるまでは、段ボール箱の中に眠っ ていて、税務調査が終わってしまえば、処分されるのを待つだけです。 A、ファイリングはシンプルに 経理作業を合理化するうえで、書類の整理の仕方もシンプルに変えていきます。まず、「支払明細書ファイル」を作ります。支払関係の書類は、これにすべて綴じ込んでいきます。 立替経費の領収書は、経費精算申請書のウラにすでに貼って提出してもらっている ので、毎月1回給料と一緒に振り込んだときに、振込票と一緒に経費精算申請書を綴 じ込みます。 取引先からの請求書も同様に、支払日に振込が終わったら、振込明細書の後ろにホ チキス止めしてファイルします。 税金や社会保険料の納付書、公共料金の明細などは、穴をあけたり、糊付けしたり する手間が面倒なので、透明のビニールポケットになっているクリアホルダーに入れ てファイルすると便利です。
(BY GOTOKU-Style)
※ 藤間事務所は、代表・税理士児玉尚彦氏が主催する「経理合理化プロジェクト」のプロジェクト推進事務所です。本文は税理士児玉尚彦氏の著書『キャッシュレス、伝票レス、社員レス!ココまでできる経理の合理化』、『「儲かる経理」に30日で変わる究極の方法』から引用しています。