前回テレビを見なくなったと書きました。一般的にはこれはいいことだと思いますが、家内のお陰である、と言い切れます。
実は私の家内は共稼ぎで、経理の仕事をしています。同業です。結婚して11年になりますが、結婚当初よく言われました。「経理の仕事を専門にしているのに家で勉強しないなんて仕事をなめてる。そういうのを給料泥棒というんだ」と。最初は私も強気の結婚生活を送っていたため、そう言われても、家はくつろぐ場で仕事は持ち込まないと反発していました。
バラエティー番組が大好きでした。さんまと紳助が大好きで、居間で寝転がりながらみていました。「こんな番組を見ていると馬鹿になる」と、チャンネルを変えるのではなくテレビ自体を消されることが続きました。ドリフターズの頃のPTAを思い出しました。
そういう力関係で年月を過ごしているうちに、家内の思うとおりに動く人間になりました。家で勉強するようになりました。そうすると家内の機嫌がいいのです。私は悪魔に心を売ったのでしょうか?
今回も主題はまじめな話です。またまたマイナーな話題なのですが、親子会社で親会社を出向元、子会社を出向先として、親会社での職員が子会社の役員となるケースです。給与は出向元から支給され、出向先は給与負担金を出向元に支払います。
この役員報酬は損金参入が可能なのでしょうか。
税務上の要件を備えれば損金参入が可能です。
要件とは①株主総会決議②出向契約の存在(出向期間および給与負担金の額があらかじめ定められていることが必要)です。
したがって、損金算入には5月または6月に行われる株主総会の決議を行うことが必要です。
子会社を多く抱えている関連事業部もしくは経営企画部の皆さんご注意ください。
(by Th)