~経営上の想定外の事態を防ぐために~
最近、身近な人にあった事例です。
その方の中学生の娘さんが、放課後、友だちと自転車で走行中、自動車と接触しました。
どうやら、友だちと併走し、道幅の狭い場所で、自動車と少し接触したようです。
その自動車の運転手は、その娘さんを恫喝し、自宅の電話番号を聞き出し、母親に事の次第を声荒げ連絡してきたそうです。その後、電話が切れ、母親は動揺し、父親に連絡を取りました。父親は、保険の知識があったため、母親に次のようにアドバイスしました。
次に電話がかかってきたら、「個人賠償保険に加入しているので、子供の賠償も可能であり、今後の対応は全て保険会社に任せていると答えること」また、「すぐ警察に連絡をいれ、その旨を答えること」を実行。(母親は、警察には、娘が誘拐されるのではと事情を説明するも警察は、そこまでのことは考えず、特段の対応はなかった)
その後、相手方から連絡はなく(携帯番号は把握できたので、留守電に保険会社と警察のことを入れた)。
幸いにして、娘さんは帰宅されました。
この事例では、保険賠償金額の問題でなく、個人賠償保険に入っていたことに大きな意味がありました(交渉の窓口が明確)。
個人賠償保険は、掛金も安く、通常特約契約になっていることが多く意識されることが少ない。しかし、普段からのリスク管理を真剣に捉える必要性を改めて考えさせられます。
この事例を通して、感じたのは、中小企業のマネジメントのなかでも必ずこのような、想定外の問題と比較的簡単な対応策が必ずある筈ということです。
事業承継・経営計画の中でも、想定外の問題とその対応策に気づくための機会が必要です。
専門のコンサルタントと時間を作り、不測の事態を避けませんか!?
事業財産承継部 03-5201-6555まで
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